VOICE OF SENIORS先輩たちの声

週3正社員として働く選択。自由と責任を両立するエンジニアの現在地

システムは、使われてこそ意味がある。実用に根差した開発を大切にするエンジニアが、MIRAで手がける仕組みづくり

週3正社員として働きながら、フリーランスの仕事も継続。10年以上の開発経験を持ち、技術と実用性の両面から仕組みを設計するエンジニア・保田光。彼が語る、MIRAで働くやりがいとは?

10年以上にわたりフリーランスとして経験を積んだのち、2025年3月にMIRAに入社。現在もフリーランスの仕事と並行しながら、クラウドサーバーやアプリの設計・開発などを担っている。

保田光 アーキテクト

これまでの経歴と、MIRAへの入社理由を教えてください。

学生時代からプログラミングには親しんでいたのですが、当時はそれを仕事にするという発想があまりなく、卒業後は地元の工場に就職しました。そこで3〜4年ほど勤務する中で、やはりシステム系の仕事に就きたいという思いが強くなり、転職を決意しました。

次に入社したのは、社員20名ほどの小さなシステム会社です。

未経験の中途採用ということで、最初の待遇は決して良いものではありませんでしたが、趣味で培っていた知識を活かしながら、Webサービスや、当時日本に上陸したばかりのスマートフォン向けアプリの開発などに取り組んでいました。

入社から1年足らずで、その会社とは専属のフリーランス契約を結ぶことになりました。専属契約ではありましたが、オフィスを利用できたり、社員と直接リソース調整をしながらチームを組めるといったメリットもありました。

以降、およそ10年にわたって、同社の専属フリーランサーとして多くのプロジェクトに関わる機会をいただきました。MIRAの代表・川原さんとも当時の現場でご一緒する機会があって。それ以来、長い間よくしていただいていました。

その後、私は独立したりスタートアップ企業で働いたりと、さまざまな働き方を経てきましたが、再びフリーランスとして川原さんからお仕事をいただく機会がありました。その中で「いっそ社員にならない?」と声をかけていただいたことが、MIRAに入社するきっかけです。

入社にあたっては、私がフリーランスとして受けていた仕事も継続できるよう、「短時間正社員」の制度を導入していただきました。現在は、週3日はMIRAの正社員として働きつつ、その他の日は引き続きフリーランスとしても活動しています。

 

入社後、どのような仕事をしていますか?

MIRAでは、ソフトウェアまわりを中心に担当しています。クラウドやネットワークの構築といったバックエンド領域をはじめ、ソフトウェアのアーキテクチャ設計からフロントエンドまで、全体を通して関わっています。

たとえば、あるスマホアプリの開発案件では、「こんなアプリをつくりたい」というクライアントの要望を受けて、アプリ独特のUIや仕組みを提案しながら、要件やそこにかかるコストをまとめていきます。アプリ単体ではなく、裏側で動くサーバーやデータ連携の仕組みまで含めて設計を行い、どういう構成にすれば実現できるかを考えながら、開発を進めていきました。

また、ビルのメンテナンス業務をIoTで効率化するシステムの開発では、「どの設備がどれくらい使われているか」といったセンサーのデータをリアルタイムに集計し、Web上のダッシュボードで確認できる仕組みを構築しました。

IoTはWeb開発とは勝手が違う部分も多く、アナログなセンサー情報をどう整えて、活用できる形に落とし込むかという難しさもあります。ただ、そのぶん「こうすればもっとわかりやすくなるのでは」「実際に使われる場面を想定するとこのほうが良いかも」といった工夫のしがいがあり、やりがいを感じています。

MIRAで働く魅力や、MIRAの社風を教えてください。

もともと私は、基板やロボットなどのハード寄りのものにも興味がありました。MIRAはソフトウェアとハードウェアの両方に取り組んでいる会社なので、そうした話題やプロジェクトにも自然と触れられる環境があり、日々の開発の中でも刺激を受けています。

働き方も柔軟で、私の場合は「短時間正社員」という形で、週3日MIRAで働きながら、他の曜日はフリーランスとしての仕事も続けています。基本的には在宅勤務で、稼働の報告はチャットで行うスタイル。時間ではなくアウトプットや進捗を重視して評価してもらえるため、自分のペースで集中しやすい環境です。

代表の川原さんもエンジニア出身で、依頼の仕方ややりとりが無理なく整理されているのも働きやすさの一因です。自分にとって「性に合っている」と感じる部分が多く、安心して開発に向き合えています。

会社の規模は小さめですが、そのぶん意思決定が早く、現場の声も届きやすいと感じています。職種や役職に関係なくフラットにやり取りでき、相談や提案もしやすい雰囲気がありますね。

最後にひと言お願いします。



趣味でプログラミングをやっていたときから、「就活のため」などの目的でチュートリアルをなぞるような開発をしたことはないんですよね。自分や世の中の人たちが実際に感じている不便さや使いにくさを、なんとかできないかと考えながら、手を動かしてきました。

どんなシステムも、「使うため」に存在しているものだと思っています。MIRAの掲げる「未来にあるプロダクトを創る」というミッションにも重なりますが、ソフトウェアとハードウェアを掛け合わせながら、これからも、役に立つものをつくっていけたらと思います。

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